20050814
でじたけ流 教育論第264回

264 我が家の常識


先週、ここに書いた

「最初に寝た人は
 最後まで寝なかった人から
 100円もらえることにしよう!」

・・・という話は、
その後、ややエスカレートして

「最後に寝た人は200円、
 次に寝た人はは100円を
 最初に寝た人に払う」

・・・という話となった。

それを聞きつけたカミさんは
お金の話はよくないと顔をしかめる。

そういえば私の両親も
かつてその両親、
つまり、私のお爺ちゃん、お婆ちゃんに
「子供の前で
 あんまり金の話をするな」
と、言われたと聞いたことがある。

カミさんはサラリーマンの子供で
私のお爺ちゃんも公務員だったから
気になるんだろうね。

商売人の息子で
自分も商売人である私にしてみれば
すごく「自然な話」なんだけど、ね。

普通の基準は家々によって違う。

今の普通は・・・
やっぱりサラリーマンなのかな。

銀行は金を預けに行く場所
と、いうのがサラリーマンの常識で、
銀行は金を借りに行く場所
と、いうのが商売人の常識だ。

それも生涯に一度の住宅ローンではなく
日常的に、ね。

だからサラリーマン家庭に育った奴は
銀行がどうやって儲けているのか
いい年になるまで
意外と知らなかったりする。

どちらが、いいとか悪いとか
そういう問題じゃないけれど・・・
年功序列のサラリーマンの常識も
いいかげん崩れてきているから
そろそろ家での常識も
見直した方がいいかも、ね。

だって昔は・・・
家は家族で営む農家がほとんどで、
サラリーマンが常識な時代より
ずっと、その方が長かったわけだし、ね。

ようするに・・・
手取り以外の自分の給料・・・
税金や保険、年金、
控除金額について
ちゃんと説明できるくらい
親自身がわかっているかどうか
・・・だね。

金の話=いやしい話
にしてしまうかどうかは親次第。

親にとって後ろめたい話であるのも
困りもの・・・だよ、ね。


でじたけ流 教育論

[ BacknumberBBS 御意見番 ]