20040321
でじたけ流 教育論

第193回
らい涙こそ生経験


先週・・・
身近な友人が他界して
通夜・告別式には
子供たちを含め、
家族そろって参列した。

子供たちにとっては
生まれた時からの付き合いだったので
時間的には短かったかもしれないが
悲しみも大きい。

去年、ひいばあちゃんが亡くなった時も
大泣きしていたが・・・
今回は
まだまだ一緒に遊べると思っていた相手だけに
落胆ぶりは激しかった。

友人の死について
子供たちに話さなければならない
私にとっても・・・それは、辛かった。

でもね。
一番辛い思いをしたのは
死んだ本人なんだよね。

どうして死んでしまったんだ、と
泣きすがってみても・・・
死んだ本人自身、
どうして自分が死ななきゃならないんだ、と
そう思っているに違いない。

たった今、
生まれたばかりの赤ん坊を含めて
いつか死ぬということに関しては、みな平等。

遺された者は
なぜ今生きているのかをよく考え、
そのミッションを遂行していかなければならない。

生きていること自体、仕事なんだよ。

疲れたふりして止まっていては
死んでいった連中に顔向けできなくなる。
死んだ奴らに嘘はつけない。

来月、長女のピアノの発表会がある。

生きていたら忙しくて
見に来ることはできなかっただろうけど、
今はもうまったくの自由の身になっているから、
奴はきっと見に来てくれる
・・・とそう言った。


でじたけ流 教育論

[ BacknumberBBS 御意見番 ]