20031214
でじたけ流 教育論

第179回
力とンス


「おかあさんの作るゴハンは
 いつも美味しくて幸せだ」

・・・と4歳の次男が
食事の最中につぶやいたらしい。

その話を笑いながらするカミさんが
続けて・・・

「なぜ、そんなこと言ったかわかる?」

と私に尋ねながら
私が答えを準備するよりも早く
続けざまに言った。

「この間、ゴハンをちゃんと食べないって
 さんざん怒られたからよ」

言葉を覚えるのは努力であり知識だが、
その知識や記憶を
適切な場面で使えるかどうかは・・・
センスだと思う。

末っ子には末っ子のセンスがある。

一般的に言われる「才能」とは
「センス」のことだろうな、きっと。
そして、
人一倍の「センス」を持った人が
「天才」と呼ばれるんじゃないだろうかる

エジソンが・・・
「天才とは1%の才能と99%の努力」
・・・と言ったという話は有名だけど、
これが実はインタビューをした記者の
勝手な解釈によって広がったという話は、
かつてトップページでもしたことがある。

その時、エジソンが本当に言いたかったのは
「1%のヒラメキ(才能)がなければ
 99%の努力も無駄になる」ということ。

むろん・・・
エジソン本人に聞いたわけじゃないけどさ。
私は後者の方が理解できるような気がする。

そりゃあ努力も必要だ。
たった1%の才能だって
努力があれば開花できるんだからね。

でもね・・・
タイミングを逸してしまっては
どんなに完全な努力も、確かに無駄。

仕事が忙しいのは結構だけど・・・
忙しいことが仕事になっていては
何にも積み上げることはできないし、ね。

大人になりたいない・・・なんて
大人と呼ばれる年になってから
言ったってねぇ・・・。

人を笑わせるには
笑わせるタイミングというものがあるよ。

センスさえあれば・・・
コンピュータになんか負けない。
知識や努力だけじゃあ
勝てないだろう、ね。


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