20031012
でじたけ流 教育論

第170回
えるために、えない


我が家の起床ラッパは
カミさんの怒鳴り声だ。

長男、長女の起床は6時半。
身支度をして7時から屋上で剣道の朝稽古
それから朝食をとって・・・
7時55分には学校に向かう。

幼稚園の次男は
7時頃、起こされて朝食は一緒。

私はというと・・・
そんな時間に起きることは滅多にない。
だいたい、まだその時刻は
寝たばかり・・・といった感じ。

しかし、
やれランドセルの中味のどうの、
別な服を着ていくだの・・・
挙げ句の果ては兄妹ゲンカ。
それを制止するカミさんの怒鳴り声で
一度は起こされてしまうのが常。

何とか子供たちを
学校や幼稚園に送れないように、
しかも充分な朝食をとらせて送り出すのは
カミさんのミッションであるが・・・

つい先頃、
「たまには遅刻させてみれば」
と言ってやった。

誰かのおかげで
どうにかなっているうちは
自覚など生まれない。

自覚がないから
毎朝同じことの繰り返しだ。

ならば・・・
このままじゃ遅刻する、という
言いたい気持ちをグッとこらえて
たまには遅刻のミジメさを
実感させるのもいいかもしれない。

最も私が学生の頃には・・・
最初に感じたミジメさもどこ吹く風、
すっかり遅刻など慣れっこになってしまったが。

まあ、何だかんだ言ってるうちに・・・
こんなにバタバタやってたことも
やがては思い出になるんだろうな。

そのうち、
この騒々しい朝を録音しておいて
自分が寝たきりになるようなことがあったら
懐かしく寝床から聞いてみたい気もする。


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