20030302
でじたけ流 教育論

第137回
365


小学3年の兄に触発されて
剣道の朝稽古をはじめた、幼稚園年長組の娘が
ついに連日朝稽古1年をクリアした。
もう何枚、賞状を書いただろう・・・?

どちらかと言えば神経質な長男と違い、
見るからにズボラな長女としては、なかなかの快挙。

いまだに朝起きる時にはグズることも多いし、
真冬の屋上に裸足で立つのがつらくて
泣きながら竹刀を振ることもあったが・・・
1年続いたということは、かなりの自信になるだろう。

自信をつけるには時間が必要だ。

他人より、いいものを買って持つ程度のことは
自信と呼ぶには軽すぎる。
道具を持っていることより、使えることが自信なのだ。

長男が手にしたものを
自分の場所にしまい込むのと対照的に・・・
長女は、手にしたものを人に配るのが好きだ。

これは・・・
男と女の本能的な違いなのかもしれないなぁ。

狩りをする男は、何かをとってくるのが仕事で・・・
子育てをする女は、与えることが仕事。

男女差別はよくないが・・・
区別はやっぱり必要。
だって作りが違うんだから、ね。

持って生まれた本能までネジまげて
理屈を唱えたところで・・・
正しい理論が幸せをつかむことにはならない場合もある。

考え方より、感じ方・・・かな。
考えて腹が減ったり、
眠くなったりするわけじゃないもんな。

とはいえ・・・
本能の赴くままに生きているだけでは
社会生活を営むことはできないし
剣道の朝稽古も続かない。

意志を強く持つことだって・・・本能に違いない。

自分がこうなりたい、
こんなことができるようになりたい・・・と
思ってそこに向けて自分を変えることができるのが
人間と他の動物の違いなんじゃないかな。

今年、幼稚園の年少組に入る予定の次男は・・・
「お兄ちゃんや、お姉ちゃんと一緒に剣道しないの?」
と聞くと、
「まだ、しない」と眠りこけてる。

まだ、3歳だから体力的に無理はあると思うけど・・・
せめて、幼稚園に入るまでにオムツとれよ。
自分でオムツを履き替えられるくらいなら、
トイレにだって行けるだろーが。


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