20030914
でじたけ流 教育論

第166回
生にててもらおうとするな


一番下の次男も
弁当を持って幼稚園に行くようになると
一日中、子供にひきずりまわされていたカミさんにも
少しは「自由時間」ができてきた。

ご多分に漏れず
ビーズに熱中してみたり
スポーツクラブにも通うようになってはきたが、
やはり3人の子持ちとなると
学校の委員やら何やら
いろいろとやらざるを得なくなっていて
やっぱり自分の時間は、なかなか持てないようだ。

長男と長女が通う小学校は
うちから目と鼻の先で・・・
選挙の時などは
徒歩2、3分で投票箱の前まで行ける。

カミさんの場合・・・
選挙の時以外にも
その学校へ向かう機会が増えてきた。

父母会などに出た日には
たいてい愚痴を聞かされる。

思いの外、
先生にたいする愚痴は、ほとんどなく。
「若いのに頑張ってる」
などという感想は、よく耳にする。

愚痴の対象は・・・
もっぱら、同じ親に対するものだ。

いろいろ聞いてみると・・・なるほど、と思う。

どんな集団の中にも
いわゆる「うるさい人」というのは
必ずいるものだが・・・

先生を囲んだ、親たちの集まりになると
うるさい人は、
たいてい先生に数多くの要望を出すらしい。

「これでは子供がわからないから、
 こうしてほしい」とか、ね。

まるで先生に対して
自分は「客である」と言わんばかり。

結局、そうやって・・・
自分の子供が何かできないことを
先生のせいにしているから、
子供はできなくなるんじゃないか、と
思うんだよね。

確かに学校は
子供にとって大きな存在で
先生によって変わる子もいるとは思う。

でも、まず・・・
子供に一番大きな影響を与えるのは
・・・親だろ?

自分の指導力を棚に上げて
すべてを先生に頼ろうとする姿勢が
できない子を育てているんじゃないのか?

最も私だって、基本的には
『先生の言うことなんか聞かなくていい!』
というエッセイを書くほど、先生は大嫌い。

父母会では、どんなに低姿勢でも
先生は、きっと気づいているんだよ。
そういうバカな親が多いことに。

だから自分が偉くなつたように勘違いして
威張っちゃうんじゃないかな。

まるで、国民と国会議員の関係みたいにサ。


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