20030706
でじたけ流 教育論

第155回
本のウルサイ父さん


妹の子供たちの留学生活
早いもので、折り返し点を越えた。

9歳と7歳の二人の順応性の高さには、
今さらながら目をみはる。

普段から母親とは
日本語で会話していたとはいえ・・・
もちろん街や学校では
英語を日常的に話していた二人が、
日本語でグチを言うようになった。

最初の頃は・・・
カッとすると英語で怒っていたのにね。
今では、独り言も日本語だ。

ただ・・・
それでも慣れない生活が続いたせいか
下の男の子は、ちょっとバテ気味で
この間、熱を出した。

むろん、体力的な問題もあると思うけど
上の女の子は、あいかわらず元気満々。

これは、ひょっとすると・・・
女だからなのかも、ね。

男に比べて、女の方が
絶対に順応性は高いと思うし、現実的だと思う。
・・・これは経験上の話。

元気満々の女の子も
ちょっとばかり元気を無くす時がある。

それは、私と一緒に食事をした時、
苦手な食べ物を残せないからだ。

いつまでもウダウダやってるいるが・・・
そこは我が家の子供たちと同様に
好き嫌いは許さない

将来はプロードウェイの舞台に立つことが夢。
いつも、そう言っている彼女には
・・・こんな話をした。

「もし舞台で、これを美味しそうに
 食べなきゃならない役がまわってきたら
 どーするつもりだよ」

「プロデューサーの家に呼ばれて
 食事を出された時・・・
 これが出てきたら、そんな顔するのか?」

彼女は賢明にスマイルを作って
・・・パクリと食べた。

苦手なものは少ない方がいいに決まってる。
苦手だから・・・というのは理由にならない。
そんなことが大人になると、たくさんある。

彼女にもウルサイ叔父さんに言われたことを
ぜひ、覚えておいてほしい。


でじたけ流 教育論

[ BacknumberBBS 御意見番 ]