20030323
でじたけ流 教育論

第140回
来、になりたい?


最近は休みの日でも・・・
子供たちは勝手に遊びに行くようになった。

春から小4になる長男のところへは
友達もひんぱんに遊びに来る。

休みの日になると親にベッタリということがなくなったのは
嬉しくもあり、また少し淋しくもあるけど
土日だから仕事を休めるとは限らない私にとっては
・・・やっぱり助かるな。

この間、長男が面白いことを言った。
実は私も少し前から感じでいたことなんだけど
当の本人も、やっぱり感じていたようだ。

いわく・・・
「俺の友達のおとうさんには
 サラリーマンじゃない人が多い」

私のように自分で会社をやっている人や
フリーに近い仕事をする人・・・
中には議員なんかもいる。

大きな組織に属さないで働く人たちの価値観は
いわゆる普通のサラリーマンとは、やっぱり違うと思う。

で、その子供たちも・・・
そんな中で育てられているうちに
サラリーマンの子供たちとは少し違った価値観を持っていて
気が合うことから
何となくグループを作るようになったんじゃないか?

別に子供たちが、自分たちの親の仕事まで紹介したうえで
友達として付き合うようになったとも思えないし・・・

そのことが凶と出るか吉とでるかは
最終的には本人の問題だし・・・
どっちがいいとか悪いとかの問題じゃないと思うけど
そういう影響は、確実にあるんだろうね。

小3にもなると・・・
将来は何になりたい、なんて話題も出るようだ。

友達の中には
「無難なサラリーマンでいい」
なんて大人びたことを言う
サラリーマンの息子もいるらしいが・・・

私は即座に言ってやった。
「無難なサラリーマンなんて仕事は
 おまえたちが大人になる頃には
 職業としてはなくなってるよ」

ところで長男は何になりたいのかと尋ねたら
「漫画家」という返事が返ってきた。

このところ長男は
藤子・F・不二雄にハマっている。
ついこの間、
まんが伝記物語の「藤子・F・不二雄」を
買ってやったばかりだ。
本当は・・・私が読みたかったからなんだけどね。

私も小学生くらいの頃には
「将来は漫画家」と言っていた時期もある。

そこで長男に言った。
「本気で漫画家になろうと思ったら
 高校生くらいにはデビューしないとな。
 あんまり時間はないぞ」

幼稚園を卒園したばかりの長女は
将来なりたいもの・・・と聞くと
クッキー屋さんだったり、
ケーキ屋だったり・・・その都度、答えが違う。

結局、その時、食べたいものを
言っているような・・・。

それを突っ込んただうえで長女には、こう言う。

「全部やりなよ。
 会社を作って大きくすれば、全部できる」

子供の夢は大きな方がいい。
全部やるつもりで
世の中すべてのことに興味を感じながら
育ってくれれば・・・何者かにはなれるだろう。


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