20021215
でじたけ流 教育論

第126回
の微妙な関係


かつて、この『教育論』を読んだ或る読者の方から・・・

「楽しく読ませていただいていますが、
 ちょっと疑問に思うこともあります。
 あまり子供さんに恐怖心を植え付けるのは
 どうかな、と。
 私自身がそうでしたから」

・・・というような内容のメールをいただいたことがある。

我が家の『大魔神』たる私の場合、
いたずら半分に子供を驚かすことがあることは
確かに認めるけれど・・・
子供に手を上げるようなことは滅多にない。
もちろん、カミさんに手を上げたこともないけどね。

希に子供をひっぱたく時があるとすると・・・
たいていターゲットになるのは小3の長男で
年長組の長女や3歳の次男に手を上げることはない。

叩かれたって痛いだけで・・・
悪いことをしたなんて
本気では思えないとだろうしね。
ガッと睨みつけるる方がプレッシャーだと思うよ。

メールをくれた読者の方は
そういうプレッシャーが心に傷を残すのでは・・・
と心配してくれていると思うんだけど、
もし、心に傷を残すほどだとしたら
よほど普段から、顔を会わせば睨まれてばかりいて
家庭の中で自分の行き場がない思いがあったのではないか、
と思うんだよね。

私には信じられないことなんだけど
基本的に子供が嫌いな親というのはいるようで
仕事で疲れていたりすると
子供にかまわれるのを極度に嫌がったりする。

むしろ、仕事で疲れれば疲れるほど
子供の顔を見ると安心して・・・
まだ自分にも笑う余裕があったか、なんて
感じたりするものだと思うんだけどね。

それに、子供の側にしてみれば・・・
普段は遊んでくれることもない嫌いな人に
いくら睨まれたって反省も何もない。
幼い頃は頼りになるのが親しかいないから
確かに淋しい思いはするだろうし、
それは問題だと思うけど・・・
やがて精神的に自立してくれば
真っ先に、そんな親はどうでもいい存在になるだろう。

それと、もうひとつ・・・
たぶん、このメールをくれた方は女性で
おそらく父と娘の関係だったことが
難しい点でもあったんじゃないかな。

父親は自分が男だから
男の扱いにはそれほど戸惑わない。

そういえば、もうすぐクリスマスだけど・・・
男の子のおもちゃを選ぶのは困らないけど
女の子のおもちゃを選ぶのには
大魔神からリカちゃんまで部屋に飾ってある
おもちゃ好きの私でさえ・・・毎回、悩む。

息子は父を監視しないけど、
娘は父を監視する。

たいてい、どこの家でも・・・
タバコを吸う親父は、誰よりも娘に
「タバコをやめなさい」と強く言われて
視線をそらすのが精一杯でいるようだ。

日に日に女に近づいていく娘と父のやりとりは
ちょうどカミさんとつきあい始めるかどうかの頃の
ぎこちないやりとりに似ている。

しかも、そのゴールが
つきあいを始めたり、結婚することではなく
嫁がせることなのだから・・・厄介だ。

男同士は、しょせん力関係というところがあるけれど
女の人にそれは通用しない。

その、もてあますような感覚が
・・・苦しくもあり、楽しくもあり。
そう考えると・・・
悩みのたねがあることは、
喜びでもあるんだろうけれど、ね。

いずれにしても・・・
親子関係といえど、人間関係。
過剰に構えてかかっても、すぐにボロが出る。
子供の前で格好や体裁を繕うのはなく、
わざわざ格好をつけなくても
ありのままで対抗できる自分を作るしかない、な。


でじたけ流 教育論

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