でじたけ流 教育論-知らせ
 

でじたけ流“教育論”第1142回
知らせ


少し前に…
小学校時代の友人から
突然、会社へ電話があった
…という話
をした

その友人から
久しぶりにショートメールが入った

□□が死んだ
…という訃報だった
癌だったらしい

電話をくれた友人も
死んだという□□も
45年以上会っていないのだが…

不思議と
小学校時代の友達は
名字だけでなく
名前もよく覚えている

□□ともよく遊んだな
背の高い
ひょろっとした感じの奴だった

確か姉さんが2人くらいいて
可愛がられていたせいか
ちょっと気が弱いところがあった

自分は小学校の卒業とともに
引っ越しをしてしまったが
中学に入った当初は
まだたまに会っていた

気が弱かった彼は
中学に入ると一変して
いわゆるツッパリになっていた
暴走族に仲間入りをしたことを
自慢げに話していた

彼についての思い出は
それが最期になってしまった

はたして大人になった彼は
どんな顔をしていたのだろう?

誕生日までは覚えていないけれど
おそらくは還暦を目前にして
この世を去ったことだろう

すでに
45年以上も会っていないというのに
もう会えない…と思うと
淋しいなんて感じるのは
実に勝手な話ではある

いやひょっとすると
淋しいと
思おうとしているのかもしれない

このところ
昭和を彩った有名人の訃報が相次ぐ

昭和なんて
もう30年以上も前に
終わっている時代なのだから
その時に活躍していた人たちが
寿命を迎えるのも無理はない

それでも
そんな会ったこともない人が
いなくなるだけで淋しさを覚えるのに
一緒に遊んだ奴が死んだと聞いて
淋しくならない…はずはない

先週の日曜に続いて
今週もちょっと淋しい話のようだが
自分としては決して
淋しいだけでいるつもりはない

むしろ…それ故
今やっていることの
重要性を確認している

実は、このところまた
歴史を紐解いて知ったことを
いかに伝えるか…について苦慮している

歴史を知ることの驚きだけに
終わらせてしまうのは自己満足だろう

それを物語ることで
その歴史の中に眠っていた人たちを
今この時に蘇らせるために
知らされたんだ…という
使命と喜びを感じている

これもまた
勝手に感じたことで
自己満足に近いものかもしれないが
使命感が喜びにつながるほど
…幸せなことはあるまい

そしてみんな
…最期は歴史になっていく
どんな風に語られるか
いや語ってもらえるか…

それを決めるのは…今だ

こうして…
何があっても
自分のモチベーションを
下げない方向に振り向ける姿勢を
見せつけることが
…子に対する責任

歴史上の偉人を
まねることは難しいが
同じDNAを持つ
親のまねなら…できるはず

やっぱり…人生、日々更新

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