第110回 自分に何ができるのか? |
『先生の言うことなんか〜』の出版社の担当さんは
わりとマメな人で・・・ 出版してから、もう1年半も経つというのに 読者から寄せられた感想を いまだに、わざわざ送ってくれたりする。 この間、送られたきた感想や・・・ 以前、知人から受け取った感想の中にも 「もっと先生の批判があってもいいのでは?」 というものがあった。 しかも・・・ そういう感想をくれた人の中には 現役の教師もいたりする。 確かに・・・ 『先生の言うことなんか〜』というタイトルを見ると 教師批判を期待するのかも知れないけれど 私が、このタイトルをつけたのには 大きく2つの意味合いがあった。 ひとつは文字通り、子供に対して・・・ 先生の言うことだけ聞いてたらダメ。 先生なんかアテにするな、という意味で これは常々うちの子供たちには言って聞かせてる。 もちろん、親の言うことだって同じなんだけど・・・ そこで子供が迷うのも、むしろ教育の一環。 迷うということは・・・ 自分で考えなければならないということだからね。 今ひとつの意味合いは・・・ 子供に対してでなく、親に対して。 教師の言うことだから正しい・・・ そういう固定観念は捨てた方がいい。 闇雲に「先生の言うことだから聞きなさい」と言うのは ある意味、親として責任回避にもなってしまうような気がする。 いくら大人になったって 判断に迷うことはたくさんあるけど・・・ だからと言って誰かの意見に従っていれば安心 ・・・と、いうのはどうかな? 批判を書くのは簡単だ。 でも・・・ それだけじゃ問題の解決にはならない。 私は教育評論家ではなく、ただの親だから 現代の学校の問題点を上げ連ねて 市民運動を起こす気は、今のところない。 現実は現実として捉え、 自分に何ができるのかを考える・・・ 何をするにもこれが基本だと思ってる。 自分のやってることを棚に上げて 批判を展開するのは、楽だからね。 いかに大人の詭弁をもってしても・・・ 子供たちは、楽をしようとする親を直感的に察知する。 そういう素直さには どんな大義名分もかなわない。 トンビは鷹を生まない。 ナマケモノの子供は、 やっぱりナマケモノになっちゃうんだよ。 それは・・・ 世間のせいでも、学校のせいでも ・・・ないでしょ? |
増・築・日・記 18
夏休みの工作 |
長男、長女と一緒に、屋上にウッドデッキを貼った。 安いのを見つけて買ったまではいいが・・・ ご丁寧にパネル1枚1枚に製品スペックを書いたシールが貼ってあったから、まずこれを剥がさなければならない。 その数、200枚。 シール剥がしは子供たちの担当。 並べる時には、パネルやジョイントのパーツをせっせと運ばせた。 ・・・で、三晩がかりで、ようやく完成。 日中、私は仕事だし、この炎天下ではとたとえ休みでも昼間の作業できないので、毎晩子供たちは眠い目をこすりながら手伝った。 予算がなくて仕方なく・・・でも、自分たちで作り上げる部分が残っているのも悪くない。 屋上が完成すると・・・早速、子供用プールが大活躍。 今年は夏休みに旅行などしている余裕はとてもないけれど・・・家を造ってるんだから、これ以上の家族サービスはないよね?! |
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