遊びに夢中で子供が食卓につかない。
あるいは・・・
テレビに夢中で箸が止まり
なかなか食事が進まない。

どの家庭にでもある光景だ。

食事が終わったら風呂に入れて寝る支度・・・
就寝時間から逆算して
次の段取りに頭をめぐらせいてる母親は
イラ立ちをつのらせる。

躾のために、食事中はテレビをつけない。
そんな家庭も多いと思うが・・・
それには、まず私自身が我慢できない。

我慢できないというより
食事の時くらいしかテレビを見ている暇がない。

だから・・・
私が一緒に食事をする時は常にテレビがついている。

テレビをつけながら食事をして・・・
子供たちの箸が止まっていると注意を繰り返す。

カミさんは・・・
どんなに注意をしても
テレビがついていたんじゃ無理だ
そう言うけど・・・私はそうは思わない。

だって、私はテレビを見ながらでも
誰よりも早く食事を終わらせることができるからね。

何の妨害がないところで、できるのは当たり前。
たとえ妨害があったとしても
やらなきゃならないことはやる。
その方が大事じゃないか?!

・・・と、へ理屈をこねながら
やはり子供の食事がなかなか終わらないのも困るので
最後の手段。

「そんなにメシを食いたくないなら
　絶対に食えなくなるような
　気持ち悪い話を聞かせてやろうか」

子供たちは目を丸くして、
あわててメシを食いはじめる。

やってることは、小学校の時、
牛乳を飲んでる奴を笑わせて吹かせるのと同じだ。

そういえば以前・・・
あるインド料理屋のバイキングに行って
思わず・・・

「あれウマイなあ、
　ほら、あのヒキガエルの卵みたいなやつ」

と、言ってしまったら・・・
周囲の客の手がピタリと止まってたっけ。

一番、躾が必要なのは・・・
私自身かも知れない。

ちなみに私は何を聞こうが大丈夫。
便所でカレーが食えるのが自慢だ。