でじたけ流教育論「自家発電できる大人へ」

でじたけ流“教育論”第1016回
「自家発電できる大人へ」

次男が成人式を終え、
ついに我が家から
未成年はいなくなった。

子供の頃は…
できないのが当たり前
…だったから、
１人でメシが食えた
…だけでも誉めてもらえた。

年を追うごとに、
できなければならないこと
…は、増えていき

そのうち…
そんなことも１人で、できないのか
…と叱られるようになる。

大人と呼ばれる年になれば、
よほどのことができない限り、
なかなか褒めてはもらえない。

できて当たり前
…のことで誉めてもらうには、
最低10年くらいはやり続けないと
賞賛には値しないだろう。

ただ、
10年も続けてやっていることは、
完全に習慣となっているはずなので、
褒められたところで…
もはや、ピンと来ない。

褒めて伸ばす…なんて言い方があるが、
それはあくまで
成長期にある子供に対してのことだろう。

いちいち褒められなくても、
自分で自分のケツを叩けるのが大人の証。

この間、ネットニュースで、
あのビートたけしの口癖が
「褒められたい」だと…
安住アナが明かしている記事を読んだ。

女性より男性の方が褒められたい人が多い
…というニュアンスの記事だった。

それは、たいていの男が、
みんなマザコンだから…じゃないかな。

それが本物のエネルギーになれば、
お笑いで成功して、映画監督でも成功できる
…かもしれないけれど

褒められないことが、
できない言い訳になっていたのでは、
結局、何者にもなれはしない。

自分がやったことに対して、
対価のように誉め言葉を求めるのも
せっかくの功績を
まるっきり陳腐化させてしまうもの。

本当は褒められたくてやるんだけど、
成果を出したら、黙って…また次に挑む。

そんな
自家発電を繰り返せるのが
…カッコいい大人。

そして、逞しさとは…そういうことだ。

やっぱり…人生、日々更新。