でじたけ流 教育論「正月恒例」
 

でじたけ流“教育論”第1013回
「正月恒例」


我が家の正月は
隣接する実家に親類が集まるのを
恒例としていたが…

動きの鈍った老夫婦所帯の実家が、
どうにも片付かず、
今年は我が家に集うこととなった。

正月の集いは
誰のためにあるのかと言えば…
間違いなく
次代を築く子供たちのためだろう。

そして、子供たちの喜ぶ顔を見る
親たちの満足。

満足を得るために…お年玉がある。

長男に続いて、
昨年は長女も就職した。

まだ、親になるには
修行が足りなすぎるが…
それでも姪っ子、甥っ子には
心ばかりのお年玉を出す。

長男は、
母親にお年玉を出すべきかどうか、
ちょっと悩んでいた。

父親がおばあちゃんにも
お年玉を出しているのを知っているからだろう。

はたして自分が母親に
お年玉を出すようになったのは、
いつの頃からか…忘れてしまったが、
女子供というくくりで出すものと
認識しているので、カミさんにも出している。

出す相手が増えてくると、
結構まとまった金額になる。

もう1度、家族全員で
KISSのコンサートへ
行けるくらいの金額だ。

そこで、長男にはこんな助言をした。

一度出したら、
次の年から出さないわけには、いかなくなるよ。

そこで躊躇した長男は
分相応の対応を選んだ。

背伸びすることは大切だが、
一瞬の背伸びなら誰でもできる。

せっかくの背伸びも、
し続けられないと辛くなる。

続けられることを
確実に続けていくことが、まず大事。

そうして新しい足場を固め、
またそこから…背伸びする。

やっぱり…人生、日々更新。

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