KISSのラストツアーを見に
東京ドームへ家族全員で行ってきた。
中学３年の時…
卒業パーティーで飲み過ぎて、
人生初の二日酔いになり、
KISSの武道館公演に行けなかった
…という苦い思い出があり
その、落とし前をつけるために、
無念の武道館から30年後…
今から13年前、
富士スピードウェイでのライヴに
家族そろって行った。
が、この時には、
まだ子供たちは小さくて、
次男などライヴの間中、眠りこけていた。
そして今回…
さらなる落とし前をつけるため、
子供たちも全員成人した中で
ライヴに参戦した…というわけ。
東京公演は一日限りで
チケット代も高かったが、
信頼できる情報筋を通じて
家族５人分のチケットを入手。
地獄のアリーナ…と明記されていたので、
どんな場所なんだ…と思っていたら、
なんとセンターに近い前から６列目！
座ったとたん、テンションが上がる。
もっとも、座ったのは
公演がはじまるまでのこと。
証明が落ちるやいなや、
周囲は全員スタンドアップだから、
立たないと見えやしない。
ま、10数メートル先に、
本物のKISSがいるのに
座ってる場合じゃないけど、ね。
本物…とはいうものの、
ボーカルのポールとジーン以外の２人は
武道館メンバーではない。
いわば、そっくりさん。
それでも、ド迫力のナマKISSに
ファンは大興奮だ。
それにしても、KISSのファン層は、
さすがにちょっと疲れた年代が多い。
振り返れば、
いいおじさん、おばさんばかり
…だが、それは自分も一緒。
元気なのは、
親がKISSファンだった
子どもたちの世代で、
あのメイクのまま電車に乗る姿も
けっこう見かけた。
あと、時代を感じたのは…
コンサートなのに
スマホ撮影がOKだったこと。
一眼レフと動画撮影、
録音は禁止されてはいたが…
スマホを構えていたら、
動画撮影だろうが、録音だろうが、
実際にはできてしまう。
かといって、
何万人もの客のスマホを
入口で集めて、帰りに返却することなど
現実的には無理だから、
こういう措置になってしまうのだろう。
それにしてもKISSは凄いな。
みんな悪そうな顔をしてるけど、
サービス精神いっぱいのエンターテイナー。
地獄のアリーナでは
曲に合わせて上がる炎の熱さが感じられる。
ステージの上は、もっと暑いだろう。
ライトを浴びて、
怪獣みたいなカコッウをして
動き回っているのだから相当大変だ。
それでも、
喜んでくれる人がいると
…はりきっちゃうんだろうな。
はりきって、
PC１台買えるくらいの
チケット代をはたいたが
…みんな大喜びで、よかった。
やっぱり…人生、日々更新。
