Episode No.752(20010123):ナマケ者は出世できない
										この間の「おしゃれカンケイ」に、いっこく堂が出てたね、見た?
											
											すごい腹話術の芸を披露してるヤツだから・・・
											さぞリッパな門下のお弟子さんかと思ったら・・・独学なんだってね。
											
											29歳で腹話術をはじめて現在37歳。
											「いっこく」・・・っていうのは本名で、名前が「いっこく」らしい。
											いつもの2体だけじゃなく、10数体の人形たちと合わせて「いっこく堂」なんだって。
											
											若い頃には役者を目指していたけれど・・・
											ちっとも芽が出ずに、大道具のバイトで「おしゃれ30×30」のセットも組み立ててた。
											その話になった時・・・ゲスト席で瞳をうるうるさせてた。
											
											そんな経験・・・してみたいモンだ。
											
											いっこく堂として成功したお陰で、今度は念願の舞台に役者として立つコトも決まった。
											やっぱり、何事もあきらめなければ道は開けてくるモンなんだろう。
											
											ただ・・・やっぱり何かで成功しないとね。
											
											器用貧乏でも運が良ければ時流に乗れるかも知れない。
											よほどの運が必要だから、アテにはならないけれど・・・。
											
											いずれにしても、せめて器用と言われるくらい自分を鍛えておかないコトには・・・
											どんな道が開けても進むコトはできないよね。
											
											人に注目されるコトだけが、成功だとは思わない。
											でも注目されないコトには成り立たない商売もある。
											
											本当はコレをやりたい・・・ってコトも
											やっていくうちに、どんどん変わっていくモノだろう。
											新しいモノにぶつかっていけばいくほどね。
											
											とくに商売となれば・・・決して、ひとりで完結できないし
											その世界の人たちとのやりとりの中で・・・
											本当に自分が続けていけるかどうかは、やってみないとわからない。
											
											最も「合ってない」と言って逃げてしまったら・・・
											いつまでたっても「合ってない」ままになるだろうけど・・・
											
											29歳で「腹話術をやる」と決めた、いっこく堂は・・・
											何が何でも1日8時間、腹話術の猛特訓を続けるコトを自分に課した。
											以来、少なくとも1年間は妥協せずに、それをやり続けたという。
											
											「それをやれたことが自信になった」とは、いっこく堂の言葉。
											
											妥協って・・・他人との関係でウンヌンする時につかう言葉じゃなくて・・・
											自分が決めたコトをできるかできないか・・・って時につかう言葉じゃないかな。
											
											自分の期待に自分が応えられないのに・・・
											他人の期待に応えられるワケがない・・・よね。