Episode No.516(20000422):私は贅沢モノ
							今日、4月22日は"アースデー"・・・「地球の日」だ。
							
							1970年のこの日に、アメリカのゲロード・ネルソン議員の提唱によって始まったらしいけど・・・。
							知らなかったなぁ、そんな日があるなんて。
							
							何でも10年に一度、大きな催しがあるようなので、ちょうど4回目にあたる今年は盛り上がるのかな?
							どっかで・・・? ちょうど週末だしね。
							
							まぁ「地球の日」のイベントはともかくとしても・・・。
							環境問題への配慮・・・これは地球に生まれたモノにとっては必要不可欠な課題。
							
							最近、エコ対応製品というのが増えている。
							リサイクルした材料を使って製造されている"地球にやさい製品"だそうだ。
							
							実際には静岡の新茶と同じで・・・。
							再生した原料がわずか数%でも入っていれば堂々とエコ対応と銘打っているモノも少なくない。
							この裏には、環境ブームにのって製品を売ろうとするメーカーの知恵のほかに、もうひとつ問題がある。
							
							それは、再生原料の方が新品の原料より、はるかに高いから・・・。
							考えてみれば当たり前の話で、再生するためのコストというモノが当然上乗せされている。
							
							ただの値上げもできないから、ちょっとエコ仕様にして売ろう・・・と考えるところがあるのも確かだが。
							やっぱり、それなりのコストを覚悟しないと環境を守るというコトは、できそうもない。
							
							コストアップはイヤ・・・だけと環境にも配慮したい、なら使わない・・・しかない。
							でも、そんなコトは・・・できないでしょ?
							
							贅沢な暮らしを続けるには・・・やっぱり金がいるよね。
							「質素でもいい」・・・なんて口で言うのは簡単だけど、少なくとも都会に住むコト自体が贅沢。
							本当に質素を望むなら、人里離れた山奥で自給自足の生活を送るしかない・・・高村光太郎みたいにね。
							
							「食うだけで精一杯で」・・・なんて言う人もよくいるけれど・・・。
							本当に食うだけで精一杯な日本人なんて見たコトがないなぁ・・・。
							食うだけで精一杯の人が携帯電話使ったり、インターネット見てたりするワケないもの。
							
							もし本当に環境なり、あるいは自分で決めた何かを守ろうと思ったら・・・。
							まず「正直」になるコトが大切だと思う・・・自分がしているコトを認めるという意味で。
							
							ヘタな控えめな気持ちというヤツは・・・かえって中途半端な自分を誤魔化すコトにならないかな?
							
							私は都会に住んでいる。
							もっと贅沢な暮らしもしたいから、もっと稼いで、たくさん払うコトにする。