20061224
でじたけ流 教育論

第334回

失敗のススメ


中1の長男の机にも
少し前からパソコンが鎮座している。

私が使ったお古のMacだ。
使わなくなったプリンターも
そのMac専用につながっているという贅沢さ。

メールアドレスも持っていて、
さかんに友達とやりとりをしているようだ。

そろそろ年賀状を作る時期となって
長男がプリンターの使い方を聞いてきた。

「自分で何かいじってみたか?」

・・・と尋ねてみると、
まだ何もしていない、と言う。

「じゃあ、まず自分でやってみな」

・・・と、つっけんどんに答えた。

実際のところ・・・
私自身、正式に教わって
できるようになったわけではないので
順序立てて教えるのは苦手。

もちろん、
どうすれば動くようになるのかくらい
伝えることはできるが・・・
代わりにこんな話をしてやった。

自動車教習所に入ると、
まず実習の一時限目では、
いきなり運転席に座らされ
「運転してみなさい」と言われる。
・・・何も教わっていないのに、だ。

それでも・・・
他人が運転しているところくらいは
見たことがあるから、
とりあえずエンジンをかけてみたりする。

私が車の教習所に通った頃は、
まだオートマ免許なんてものはなかったから、
クラッチ操作がうまくできず、
アッという間にエンストする。

すると、そこから初めて教官が
「今、何故エンストしてかと言うと・・・」
・・・と、教えてくれはじめるのだ。

こちらも、
半分できるつもりになっていたことが
できなかったので、
賢明に教えを聞くようになる
・・・といった具合。

本当に教えなければならないのは
失敗しないことではなく、
なぜ失敗したのか・・・
あるいは、
失敗をなくすにはどうしたらいいか、だ。

そのためには・・・
まず失敗してみることが必要なんだ。

言葉を覚えた時のことを思い出してみるといい。

最初に「あいうえお」を習ったから
話せるようになったわけじゃない。

何度も失敗しながら話せるようになったうえで、
それが「あいうえお」だということを知るのだ。

ことに子供の頃には、
大きなケガや病気にならない限りは、
たくさんの失敗をした方がいい。

大人になったら・・・
簡単には
取り返しがつけられなくなってしまうから、ね。


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