結局のところ
人の力というものは
たった独りでいる時に
どこまで自分を裏切らずに
やると決めたことをやるか
…によって
培われるものだと思う
むろん
1人の力では
できないことは多いし
他人の協力は必須だが
誰かに
助けてもらわないとできない
…とか
誰かが見ていないとやらない
…というような
自分を動かす力のない者が
何人も集まったところで
それは
烏合の衆というやつだろう
自分独りの時間が
なかなかとれない…と
嘆く人は少なくない
育児や介護は
待ったなしだから
実際にそういう
過酷な環境にいる人も
多いことと思う
だが一方で
自分独りの時間が
なかなかとれない…と
嘆きつつ実は
その環境に甘んじて
独りの時間を
つくらないようにしている
…そんなケースもある
自分の時間を持て余す
…というか
時間のつかい方がわからない
…というのか
それはつまり…
人生のつかい方が
わかっていない証拠だろう
集う仲間も減って
歳をとって孤独に苛まれるのは
それまで
自分の時間のつかい方を
学習してこなかった結果ではないか
…と
まだ60代の今は
そんな強がりを言っていられるが
実際に70代…80代となった時
どうなるのかは
正直…なってみないとわからない
そもそも
そこまで長生きする保証はないし
異国で独り暮らしをしている娘は
否が応でも自分の時間をつかう訓練中
その成果は
歳をとるごとに発揮できるだろう
先日
二男がバイクでコケた
幸い近所だったし
怪我もなかったがバイクは壊れた
1人で転んだ時にどうするか…
何よりも
そのことを体感できたのは
…いい勉強になっただろう
やっぱり…人生、日々更新