でじたけ流 教育論-大人
 

でじたけ流“教育論”1311
大人


ほとんどの人たちが
昔はよかった…と思うのは
自分が
何の責任も負っていなかった
子供の頃を
懐かしんでいるからだろうね

見るもの聞くもの
すべてが新鮮で…
失敗はしても
取り戻すだけの
時間は充分にあって
…また
できないことの多さは
挑戦するエネルギーを
焚きつけていた

そういう感覚でいられることは
確かに幸せに違いない

だが…
ずっと子供のままの
感覚でいることはできても
ずっと子供のままの
立場ではいられないし
肉体の成長や衰えを
止めることはできない

子供でいることが幸せなら
大人はみんな不幸だ
…ということになってしまうしね

故に大人にはなりたくない
…と真剣に考える者もあるが
それは
ないものねだりというもので
まさしく大人の考え方ではない

結論を言えば
ないものねだりを
続けることこそ…不幸だと思う

大人の幸せは
与える幸せ…
サンタクロースの幸せだ

求める者から
求められる者になることが
大人になるということ
…ではないか?

コントや芝居ならともかく
ランドセルをしょったような
大人には眉をひそめたくなる

歳をとっただけの子供は醜い

やっぱり…人生、日々更新

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