Q「クロックスピードが330MHzだってな」
i「正確には333MHz。色は5色・・・」
Q「色なんかいいんだ、別に。機能に関係ないじゃん。・・・330、俺の10倍かよ」
i「333MHz。・・・ちなみにハードディスクは、6ギカバイトほど」
Q「6ギカってことは、6,000メガバイトってことだろ?! ・・・俺の12倍!!」
i「デザイン性に加えて、インターネットへの接続の簡便性が人気の的」
Q「インターネットの話はするな。俺が出てきた頃にはなかった話なんだから」
i「しかし、現代のパソコンは通信機器としての用途も無視できないワケで・・・」
Q「・・・そりゃわかるけどよ、とうとう今度のOS 8.6でサポートされなくなっちまった俺の気持ちも察してくれよ」
i「・・・どうも、ご愁傷さまです」
Q「おいおい、死んじまったわけじゃないんだせ。こう見えても俺は68kん中じゃ最新鋭の・・・」
i「68k? ああ、我々G3の前にあったPower Macの、そのまた前にあった、あのシリーズ・・・」
Q「馬鹿にすんなよ! だいたいスピードばっかり早くなったって、使っている連中がやってることはたいして変わんないじゃないか」
i「しかし、スピードがアップすれば当然作業性も良くなるワケで・・・」
Q 「そりゃな、商業印刷用のデータだとか、動画だとか、重たいデータを処理するには早い方がいいに決まってる、それは俺も認めるよ。だけどよ、普通の人の見てみろよ。ワープロやったり表計算したりすんのに、そんなに高性能のマシンが本当に必要か? 印刷って言ったって、せいぜい年賀状と暑中見舞いくらいのモンだろ? だいたい、入力したデータの処理がウンヌンって言うより、キーボードを前にして内容を考えてる時間の方が長いじゃないか」
i「今はインターネットをやりたくてパソコン始める人も多いですよ」
Q「そんなコトわかってるよ。でもな、インターネットの接続スピードを上げるためにはパソコン本体が、いくら高性能でもダメ。通信回線の問題だろ、一番は」
i「私が人気を得ている理由をもうひとつ言い忘れてました」
Q「何だよ? 言ってみな」
i「リーズナブルな価格」
Q「価格?」
i「税別15万8,000円」
Q「う!!・・・・ここだけ俺の4分の1かよ」
■Macintosh Quadra 800(1993年製・digitakeが初めて買ったパソコン)
■iMac(1999年製・iMacシリーズは'98年から)