デジタケ座■創作ノオト(11)

THE THEATER OF DIGITAKE

創作ノオト Vol.11

創作ノオト(19991114)
最近、テレビのバラエティ番組では、すっかり"御意見番"が板についてしまった美輪明宏は、もともとシャンソン歌手だ。

カルーセル麻紀、ピーター、そしてIZAMへと続く妖艶な女装タレントの元祖と言っていい。
最も女装・・・という意味で、さらにさかのぼれば歌舞伎の世界に行き着いてしまうけれど・・・。

昔、松竹本社のわきの交差点で信号待ちをしていると、ひとり歩道を歩く、異様な雰囲気の人がいるのが目にとまった。間違いなく、美輪明宏だった。

思ったほど体は大きくないように見えたが、やはりその存在感は圧倒的。
さすがは三島由紀夫に
「君は完璧な人だが、ただひとつの欠点はボクを愛さないことだ」
と言わしめただけのコトはある。

今回は、その美輪明宏をゲストスターに設定した。
もちろん作者の勝手なキャスティングだけれど・・・。

役どころは謎の占い師・・・どう?　バッチリでしょ?!

実は昔から、美輪明宏にぜひ演ってもらいたい役があった。
それは、ガッチャマンの宿敵ベルクカッツェ。
ぜひ、あのビブラートのかかった声で「くそう! ガッチャマンめ!!」と言ってほしい。

バットマンにジャック・ニコルソンが出たくらいだから、ガッチャマンにもぜひ悪役には大物がほしい・・・。
ガッチャマンの実写映画化なんて話は、ぜんぜん聞かないけど・・・ね。