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Episode No.075:天才プーさん

11月23日は、勤労感謝の日である。

かつては"新嘗祭(いになめさい)"といって、天皇自ら神殿にその年の新穀を供え、収穫を感謝する日だったが、戦後「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がお互いに感謝しあう日」と変更された。

俗に"祝祭日"という言い方があるが、"新嘗祭"のような祭日は現在はなく、すべて"祝日"だけとなっている。

働かざる者、食うべからず。

労働は確かに大切で、働いてこと人々と幸福を分かち合えるものだが、特別な職業を持たずに人々に幸せを感じさせる者たちもいる。

つい先日、70回目のバースデーを迎えたミッキーマウスもその一人(一匹?)。

しかし、子供に見せるものとして、働かずに遊んでばかりいるミッキーマウスの姿はいかがなものか・・・と、真剣に抗議して、はてはディズニー排除運動まで起こったことが、かつて南米であった。

同じような話で、"天才バカボン"が初めてテレビアニメ化される時に、バカボンのパパの職業が問題になった。原作では無職だが、子供向けアニメとしてそれはマズイということで、テレビでは植木屋の職人ということになっている。

そう言えば"天才バカボン"と"くまのプーさん"は、構成が酷似している気がしてならない。
パカボンのパパを虎のティガー。バカボンをプーさんと思って見ると、やるコトなすコト似て見える。プーさんにもバカ田大学の同級生みたいなのがいっぱい出てくるし。

ところで"くまのプーさん"のビデオを英語版で見ていて気づいたが、プーさんの声がビートたけしそっくり。とくに歌を歌っているところが。ちょっとカスれた感じで。

と、なるとプーさんの吹き替えはビートたけしがやればピッタリのような気もしてくるが、ベネチア映画祭で受賞した監督にそんなことさせられないし、やっぱりここは体型的に見ても松村邦洋に、ビートたけしの声マネでやってもらうのがベストかな・・・と。

何か今日は、とりとめもない話になってしまったが・・・祝日に免じてご勘弁を。


参考資料:「今さらこんなこと他人に聞けない辞典」日本の常識研究会=編著 KKベストセラーズ=刊
     「ドナルド・ダックを読む」アリエル・ドルフマン/アルマン・マトゥラール=著
      山崎カヲル=訳 晶文社=刊 ほか

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