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Episode No.421(000101):あなたは"運"がいい!

まずは、2000年問題クリアおめでとう!!
このページが無事に見られる・・・というコトは、大丈夫だった・・・ってコトでしょ?! とりあえず。

本当言うと、この文章を書いているのは大晦日だから、まだどうなるコトやら・・・と思っているんだけどね。

まぁ、正月を迎えてめでたいところに何だけど・・・残念だったなぁ、雅子さま。
実際、一般的なケースとしては多いコトなんだよなぁ。
しかし、立場が立場だっただけに本当に可哀想だ。

人間が作り上げたコンピュータでさえ、いろいろ問題を起こすというのに、人間の力がおよばないところの問題をどうこうしようったって土台無理な話。
やっぱり最後は"運"・・・というコトになってしまう。

だからこそ、そうした"運"を味方にする霊力を少しでも身につけようと古代から人間はいろんなコトを考えてきた。

そのうちのひとつが・・・鏡餅だ。

餅米が日本に伝えられたのは縄文時代の晩期と考えられている。
餅米から作る強飯は神事に供えられるモノとして特別な行事のある日・・・ハレの日に食べるモノとされてきた。
平安時代に書かれた『源氏物語』になって初めて正月に鏡餅を食べるという話がでてくる。

鏡餅の"鏡"とは、神棚などに祀られている丸い鏡と同じようにかたどられているコトから、そう呼ばれている。
鏡は古来から神聖なモノで、神様に捧げられていた。

そういえば昔の外国映画だったけど、若者が"勇者の証"を探しに行くという冒険物語があった。
これが東洋思想にかなり影響を受けたモノで・・・。
どこが、そうかと言うと最後に見つけた"勇者の証"というヤツが、ただの鏡でできたノートみたいなヤツ。
つまり、この冒険を果たした自分が映し出されている・・・というオチだった。

話は戻るけど、そういうワケで正月に餅を食べるというのは、神様の霊力を授かる・・・という意味合いではじまったコト。

最も霊力や運ばかり信じて、餅をたくさん食べたからと言って太るだけだけど・・・。

無事に生まれて、今年もこうして正月に餅をたらふく食べられる・・・というコト自体、実はすごく"運"がいい・・・コトだよね。

さぁ、今年も頑張ろう!!


参考資料:「なぜ?がわかる博学BOOK2 ニッポンの謎篇」素朴な疑問探求会=編 KAWADE夢文庫=刊

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