Episode No.369(991101):タイミングを逃すな! 今日から11月・・・早いね、まったく。 今年も、というより1900年代も残すところあと2ヶ月しかないと思うと、あせるな・・・何となく。 ただでさえ、あわただしいのに、あっちこっちで「1000年に一度」なんて言われると。 たまたま、この時代に生きていたというだけで、本来は毎日が一生に一度のハズなのに、ね。 失敗しても取り返しがつくようにスピードは重要だけど、やっぱりあせりも禁物。 "心の視野"は、どの程度開いておくべきか・・・それが問題だ。 360度開いていたんじゃ、まったく方向性がない・・・というコトだし。 あんまり狭すぎると、横から飛び出してくる障害物をよけきれない。 ところで話は、ガラッと変わるようだけど、ピーマン食べられる? 嫌いな人も多いよね?! 私は腹さえ減っていれば"腐ってても食う"方だから、好き嫌いはまったくないけれど。 最近、スーパーに行くと、色とりどりのピーマンを目にする。 昔はピーマンと言えば、緑一色だったのに、赤やら黄色やら・・・黒なんてのもあるらしい。 モノの本によると、もともとピーマンというモノは、完熟すれば赤や黄色にするのが当然らしい。 黒くなるのは、ナスと同じ紫の色素が入った種類だとか。 ・・・知らなかったな、私は・・・正直言って、まったく別の種類のモノだと思ってた。 つまり緑のピーマンは開花して4〜6週目の未完成品。 赤や黄色のピーマンは開花後9週目くらいの完熟に近い状態で、いろどりがいいだけでなく栄養価も高い。 未熟のモノに比べると、完熟品のビタミンEは約9倍。 カロチンは約190倍にもなるそうだ。 ひと昔前は、おそらく流通の問題もあって、完熟ピーマンはなかなか出回らなかったのだろう。 ピーマンの青臭さが苦手な人も多いと思うが・・・それは本当のピーマンの味ではなかったというワケだ。 青臭いまま飛び出して嫌がられるよりは、完熟を待つ方が賢明かもしれないけれど・・・。 一歩違えば、そのまま腐る。 たとえ完熟した状態で相手に届いても、別なモノを要求されることだってある。 ・・・やっぱり難しい問題だよなあ。
参考資料:「雑学身近な食材大疑問」山本勝信=著 二見書房=刊
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