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Episode No.304(990817):もともと自然からズレた生き物

ここんトコ、体内時計が狂いっぱなし・・・でね。

夏休みのせいで、同じように体内時計に時差ができてしまった人も少なくないと思うけど。
私の場合は、とくに夏休みのせい・・・というワケでもなく。

起きるのはだいたい10時から11時くらいかなぁ。
で、事務所へ出てると、すぐに昼。
だから朝飯と昼飯は、たいていいっしょ。

その後、7時か8時くらいまで事務所で仕事して、帰って晩飯。
飯食うと、どうしても眠くなっちゃうんで、早い時には9時過ぎには一度寝てしまう。

この「一度寝る」というのがクセモノで、12時くらいには起きる。
その後、明け方4時か5時頃まで、パソコンの前。
会社の仕事したり、自分の仕事したり・・・ね。

そうかと思えば、12時頃寝て、明け方の4時頃起きて、何か書いてる時もある。
・・・もうメチャクチャ。

でも、ひとつわかってきたのは寝る前に何か書くより、寝起きに何か書いた方が、頭がスッキリしてていい・・・というコト。
それが、深夜だろうと、早朝だろうと。

一日は24時間だけど、体内時計は必ずしも24時間ではない。
正確には、24.8時間・・・ほぼ25時間だという説が有力らしい。

一日が24時間っていうのは、太陽や月のリズムだからね、あくまでも。

だから普通に生活してても一週間くらい24時間ピッタリに合わせた生活してると疲れてくる。
それで月曜日の朝はダルイ・・・ということもあるらしい。

ちなみに人間の体内時計というのは、脳の下の視床下部にその中枢があることが、1970年代に判明している。
また、その後の研究で、遺伝子の中にも体内時計の役割をするものが複数発見され、それらの遺伝子には「クロック」とか「ピリオド」という名前が付けられた。

さらに最近では、脳の中でも最も発達した大脳皮質にも体内時計の役割があることがわかってきた。

視床下部や遺伝子、そして大脳皮質などに埋め込まれた体内時計のデータが相互に影響しあって一定のリズムを作り出している。

肝心なのは大脳皮質の役割で、ここにも体内時計があるので、人間は「意志の力」でも目覚めることが可能だという。

体内時計の研究が、ここまで進んでしまったおかげで「体内時計が25時間周期」であることは、寝坊の言い訳にはできなくってしまった・・・ワケだ。


参考資料:「謎・なぜ? を科学する」別冊宝島=編 宝島社文庫=刊
     「すっごく役立つ雑学帳2」素朴な疑問探究会=編 KAWADE夢文庫=刊

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