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Episode No.283(990723):体にいいこと

ゴルフというものは、やったことがない。

今さら「そんなブルジョアなスポーツ」などという偏見は毛頭ない。
じゃあやってみよう・・・と、ひとりでいきなり始められるモノでもないので、単に私の身近にゴルフの「教え好き」がいなかっただけ・・・ということだろう。

と、いうワケで私は一度もマトモにゴルフ場にすら行ったこともないのだが、聞くところによるとゴルフというものは、あの広大な敷地の中を歩くことが、すごく運動になるらしい。

歩くだけなら何もゴルフ場に行かなくたって・・・なんて言ったら、ゴルフの楽しさを知らない人の意見と一刀両断にされてしまう。

確かに目的もなしに長距離を歩き回るなどということは、なかなかできるモノではない。
やはり、プレーをしながら、楽しんでいるからこそ、長時間歩き回ることができるのだろう。

ただ、ちょっと気になるハナシを読んでしまった。
それは、ゴルフ場のキャディーが、真夏でも長袖を着ている理由について書かれたもの。

日焼け防止のためということは簡単に想像がつく。
しかし、それだけではない・・・らしい。

あれだけ広大な敷地に雑草一本生えていないゴルフ場は、見た目は美しいが、どう考えても自然の美しさではない。
この人工的な美しさは、農薬の効果によって保たれてる。それも大量の。

その本によれば、1ホールあたり散布される除草剤は平均1,000リットル。
散布係は、作業が終わる頃には目が真っ赤になってしまうという。

また、ゴルフ場のまわりに生えているキノコやワラビは危ないから絶対に採って食べたりしないように支配人が指示を出しているゴルフ場もあるようだ。

つまり、毎日その中で働くキャディーは農薬から身を守るために真夏でも長袖を着ている・・・というハナシ。
これは、とても環境ホルモンどころではない。

ゴルフを一度もやったことがない、ゴルフの楽しさを知らない私としては、だからといってゴルフがダメだと言っているわけではない。
こういう事実もあるらしい・・・というだけのこと。念のため。

今後は、そういった点にも充分考慮して、キャディーがレースクイーンのような格好をしても大丈夫なことを売り物にしたゴルフ場ができたら・・・ウケるかも。

そんなところができたら・・・私も始めてみるかな・・・ゴルフ。


参考資料:「仕事のウラ側がわかる本」業界事情通クラブ=編著 永岡書店=刊

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