「MP3」って何のコトだか知ってますか?
「エムペク・スリー」と呼ばれるこのフォーマット形式は、パソコン関連ではちょっと前から話題を集めていた・・・らしい、新しい音声データのフォーマット形式のこと。
私もこれを知ったのは、つい先日の話。
ふと、本屋で手にしたCD-ROM付きの1冊の雑誌からだった。
家庭用のCDプレーヤーで再生するオーディオCDをパソコンにデータとして読み込んで、Winならwave、MacならAIFFというフォーマットに直してCD-Rで焼くと、オーディオCDが複製できる。
デジタルデータからデジタルデータへ移し替えるだけだから、ダビングとは違って音質の劣化はない。
パソコンを通したオーディオCD複製術については、実はもう2〜3年前から知っていた。
これが一般的には、あまり話題にならなかった背景には、MDが普及したことに加え、やはり著作権の問題があって、メーカー側があまり公にしたくなかった・・・ということもあるだろう。
ところが最近になって、ついにパソコンを使わずにオーディオCDから直接CD-Rら音声データを書き出す家電がオーディオメーカーから発売された。
しかも、ウチの近所のビデオ&CDレンタル店では、その機械自体をCDといっしょに貸し出ししていた。
話をMP3に戻そう。
MP3のどこが、そんなにスゴイのかと言うと、データの圧縮率にある。
通常、3〜4分の曲をCDの音質を保ったまま、パソコンを使ってデータとして書き出すと、だいたい40MB前後になる。
それが、このMP3では、その約10分の1・・・4MB程度に収まってしまう。
雑誌に付いていたCD-ROMには、フリーウェアのMP3再生ソフトやコンバートソフトが入っていたので、早速実験してみたが、まったく音質が変わっていないのには本当に驚いた。
つまり、このフォーマットを使って音声データを作成すると、CD1枚で連続10時間の再生が可能になる・・・というワケだ。
現在のところ、このMP3はパソコンに専用の再生ソフトをインストールしないと聞くことができない。
来月正式版がリリースされるQuick Time4.0では再生できるようだが。
インターネットを通じてMP3の音楽データを配信するサイトも増えてきている。
こんなに便利なモノ・・・家電にならないワケがない。
すでにドイツ製や台湾製の携帯用MP3再生機は発売されているようだが、まだ日本の家電メーカーから発売されるというニュースはないようだ。
ボーナスが出るからと言って、今はCDプレーヤーを買う時期では・・・ないな。
近い将来、従来のCDもMP3も再生できるプレーヤーがきっと出てくる。
アルバムも1枚100曲入り・・・なんてことになる・・・かもね。