人は結局
自分にないものを
他に求める

高い場所にあるものを
取ろうと手を伸ばしても
届かない場合には
自分より背丈の高い人に頼む
頼む人がいなければ
脚立という道具でカバーする

究極的に
人が求めているのは
自分の気持ちを察してくれる相手

あれ…だの
これ…だの
抽象的なことを言っても
理解してもらえる相手は楽だ

その楽な環境に慣れてしまうと
それ以上
自分の居場所を
広げることができなくなるのが
最大の問題ではあるが…

歳をとっていくと
たいていの人はそうなっていく
まるで
親にすっかり守られていた
子供の頃のような状態に…

最新の道具であるＡＩに
人が求めているものも
察してくれる能力ではないか？

いつも翻訳を頼んでいる
ChatGPTに
翻訳とは違うリクエストをしたら
いきなり
そのリクエストを英訳してきやがった

まだ勘は鈍いようだが
これまでの道具にはない反応
…脚立が歩き出す日も近いかも

だから…人生日々更新