終戦…
あるいは敗戦
…と呼ぶ人もあるこの日

戦後高度成長時代の
真っ只中に生まれ…

家に
水道が敷かれ
電話が敷かれ
扇風機はエアコンに代わり
自家用車で外出する日常を得
はては
インターネットが敷かれ
１人１台コンピュータを
持つことが当たり前となる…

そんな
恩恵を受けて育った自分が
戦争を語ることは
とてもできないけれど

人間同士の争い
…ということについては
思うところがある

はたして人間同士の争いは
何故なくならないのか…？

愛する心があれば
争いはなくなるはずだ
…と説く人も多いけれど

むしろ…逆なんじゃないか？
そう考えてしまうことがある

愛してる
…ってのは
つまり…
自分の命と
引き換えにしてもいい
…ってことのはずだ

自己愛や隣人愛
そして愛国心が
強ければ強いほど
愛するものを迫害されれば
強い怒りが
湧き上がってくるものだろう

そしてその怒りが
人々を戦いに駆り立てていく

家族にせよ
立場にせよ
理想にせよ
利権にせよ

守りたいと
思うものへの
愛がなければ
人は決して戦わないだろう

…かといって
無論…愛が悪いわけじゃない

自分の家族だけでなく
…相手の家族
自分の立場だけでなく
…相手の立場

自分の理想だけでなく
…相手の理想

自分の利権だけでなく
…相手の利権

そこまでの愛があれば
とても戦うことはできない

ようするに…
中途半端な愛が
争いを作り出す

だから…人生日々更新