還暦を迎えたタイミングは
コロナ禍に当たっていた

自分が還暦を迎えることは
計算ですぐにわかることだが

さてその時に
どのような心境になるのかは
なってみないとわからないもの

たいていの同級生は
焦りを感じ始めていて
自分もそれは同じだった

ちょうど10年かけて
歴史漫画を作り上げた
直後でもあったので…

これからまた
同じ時間をかけて
何かをやろうとした時
はたしてその時間は
残されているのか…

10代…20代…は
その感覚は
さして変わらず

30代…40代…になると
家族や子供を持って
環境が
大きく変わることにより
感覚も変わってくる

ここまでは20年刻み

ところが50代からは
10年刻みで
まず身体の衰えを
強く感じるようになる

流れている時間は同じだが
砂時計の砂は
少なくなると
早く落ちていくように見える

そこにコロナ禍の生活があり
さらに
これまでの価値観は砕かれた

コロナがあろうがなかろうが
どの道
これまでの考えや習慣を
精査しなければならない
還暦という分岐点にいたので
それはそれで
むしろ背中を押された感はある

だが…
還暦まで10年…20年ある
40代…50代の連中は
整理がつきにづらく
方向を見失ってしまいかねない
…かもしれないな

コロナ禍で
子供時代を過ごした連中は
それが当たり前だから
かえって何ともない…らしい

だから…人生日々更新