アニメの世界では
かつてキャラクターを
作り上げてくれた
レジェンド声優たちが
引退したり
虹の橋を渡ってしまったりで
新しい世代へと
移り変わっている
ドラえもんは
思い切って変えたようだが
主人公の声だけは
どうにも
これまでの声から
切り換えることが
難しいようで…
ものまねタレントが
そのまま本物になる
…という
ルパン三世の例などが有名
ルパンなどは
最初のシリーズと比較すると
絵が全然違うのだが
声が同じなら
そこはあまり気にならない
実は見た目より声の方が
よりキャラクターを
作り出している証だろう
そういえばかつて
サザエさんが
実写ドラマ化された時
浅野温子さんが
サザエさんに選ばれた
大きな理由は…
アニメのサザエさんに
声が似ているから
…だと何かで読んだ
もっとも
我々の世代からすると
サザエさんは
そもそも実写ドラマで
主人公は
江利チエミのイメージだけど
ひょっとして
アニメの二代目サザエさんも
浅野温子さんになったりして
アニメとは違うが…
少し前に小松政夫の
青春時代をドラマ化した作品で
植木等を
山本耕史さんが演じていた
植木等は歌も歌うし
この役は大変だろうな
…と思いながら見たが
なんと
山本耕史さんの声が
植木等そっくりで驚いた
そしてまさしく植木等に
見えてきたから不思議だ
目に入る姿形は
…情報量が多い
誰もが一様に
同じ情報を汲み取っている
…とは限らない
見たい部分だけ見ているし
覚えているところも少ない
それは
見たはずのものを
絵に描かせてみればわかる
ところが音は
意識せずとも
そのまま自然に
入ってきてしまうから
見たものに比べたら
案外よく
覚えているのではないか
無声映画の時代ならともかく
動画は音で見るものだ
…と言っても
過言ではないかもしれない
だから…人生日々更新