強い…か
弱い…か

金持ち…か
貧乏…か

正しい…か
間違っている…か

…という
世間の評価を
持ち出すのは
共感者を得て
安心したいがための
理由づけ…
もっと言えば
言い訳のようなもので

結局は
好き…か
嫌い…か
…で
自分の居場所を
決めているように思う

あるいは…
嫌なところは
わかっているけど
それくらいなら
気にならない
…という居心地具合

このところ
リアルな人間像に迫ることを
売り物とした偉人映画が多い

全部観たわけではないけれど…
偉人と言われる人物の
これまであまり
描かることのなかった
人間的に弱い部分を
描くことばかりに
注力してる感じがしてならない

そのことによって
その人物の魅力が増すなら
救いもあるのだけど…

たいてい
どんな人でも
その人のことを知れば知るほど
好意を抱くようになるものだが

昨今の偉人伝は
むしろその逆で…

映像表現は凄いとは思うけれど
興味があって観たはずなのに
とても主人公を好きになれない

歴史モノ…というより
暴露モノ…という感じ

さて
今日も少し絵筆をとる

自分で描く絵は
描き込めば描き込むほど
…情が湧いてくる

だから…人生日々更新