絵画も歴史が気になる

創作活動は
感性の賜…のようでいて
実は
そこで使われる道具や技法
…という技術開発があって
はじめて成り立っているもの

他分野の技術開発のおかげで
衰退してしまうこともある

写真が発明されて
失業した画家も多いらしい

そこで
もともとリアリティを
追求してきた画家たちの中には
写真には
できない表現をしない限り
生き残る道はない…と覚悟して
新しい表現に挑んだ

そして…
印象派だとか
キュビズムが誕生する

正確に描くのではなく
見て感じたものを描く

今そこにあるものから
見せたいものだけを
ピックアップして
そのほかのものは排除していく
…そういったことだが

そもそも同じ景色を見ても
感じ方は人によって違う
見えている世界だって
決して同じではないだろう

自分にはどう見えているのか？

それを
ストレートに表現することで
同じように見える人を
探すことができる
…のと同時に
自分に見えているものを
作品に映し出して
客観視することで
自分というものを
客観視することもできる

古来より
創作は自分との対話だ

だから…人生日々更新