でじたけの「人生日々更新」解釈

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Episode No.7981(20240306)[信条]Creed
解釈

幕末のヒーロー
坂本龍馬像を作った
作家 司馬遼太郎は
講演で…

歴史…というものは
書かれて初めて歴史になる
…が
それは誰それが書いた歴史
…である

…と話している

つまり…
書かれた物語としての歴史
…と
史実とは違うというわけだ

当然
龍馬像も違うわけで…
そこであえて
司馬遼太郎は
自分が書いた小説では
龍馬の名前を
別モノとして竜馬と記した

竜馬がゆく…の
「竜」が「龍」でない理由は
そこにある

司馬遼太郎は
龍馬を拡大解釈することで
ヒーロー的な
キャラクターとなり
それで読者を楽しませ
勇気づけることができる
…と考えたに違いない

浪曲師 広澤虎造が唸った
清水次郎長伝も同じ

誰それの書いた歴史
…というのは
その人の解釈による歴史
言い換えれば
演出による物語である

歴史の何に着目し
どのような解釈をするか
…は
作家の腕の見せどころ

伝えるべきは…
歴史から読み取った
その人物の魂だろう

解釈と想像は
似て非なるもの

歴史のねつ造により
その魂を歪めては
恨まれてしまうよ

だから…人生日々更新

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