興味のなくなるところ
記憶も…またなくなる

by ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

中学の頃
「ゲーテ格言集」に出会ったことは
ここで何度か話をしている

初めての受験を目前にした頃
勉強から逃れたい一心で
普段は読みもしないのに
無性に本が読みたくなって
学校帰りに本屋へ立ち寄った

そこで手に取ったのが「ゲーテ格言集」

パラッとめくったそのページに…

試練は年齢と共に高まる

…という言葉を見つけ
受験勉強に臨む勇気をもらった

ゲーテは82歳で亡くなるまでの間
数多くの普遍的な言葉を遺した

そして
その言葉に対する解釈の度合いは
自分の年齢と共に
深くなっていくように感じる

冒頭に書いた…

興味のなくなるところ
記憶も…またなくなる

…という言葉も
ティーンエイジャーの頃なら
差し詰め
恋愛を通して
理解に努めたと思うが

還暦を過ぎた今となると
また違った意味合いで
しばしば感じるところがある

新しい技術
新しい環境…に
興味が持てるか否か

今…に興味が持てないと
生活は
つまらなくなってしまう

だから…人生日々更新