案山子…と書いて
かかし…と読む

都会にいると
滅多に見ないが
田舎ではよく見る
田畑に立ってるアレだ

語源を調べてみると…
もともとは
中国の僧侶が
使っていた言葉で
案山…とは
山の中の平らな場所
そこにいる…子なので
かかしに
案山子という当て字が
使われるようになったらしい

では何で
かかし…というのかと言えば
作物を狙う
カラスや雀を追い払うのに
昔は髪の毛や魚の頭を焼き
その悪臭で追い払っていたので
嗅がし…が
かかし…になったという
語源説がある

いきなり
案山子について調べたのは…
目にとまった
ネットのニュースが
面白かったから

奈良の警察署で
張りぼてのオービスを作って
交通取締をしたところ
結構効果があった
…というニュース

オービス…とは
スピード違反を取り締まるため
違反車のナンバーや
運転手を撮影する装置

道路脇で見つけたら
思わず速度を落としてしまうやつ

本物は１台1,000万以上するようで
警察もおいそれと台数は増やせない

そこで若手警官の発案で
厚紙で作ったのが…かかしオービス
レンズに見えるのは
黒く塗ったカップラーメンの容器だって

オービスの製造元から
承認まで得たというから本格的だ

そもそも交通取締は
検挙数を増やすことが目的ではなく
交通事故を防止することが目的

その目的には
見事に当てはまっている上
経費節減にもなるから
これから全国に広がるんじゃないか

製造元は
気づいたら発注台数が減って
承認して…しまった…と
思うことがあるかも

いっそ
箱だけ売るというという手もあるが
タダで作れるものは
わざわざ買わない…か

だから…人生日々更新