集中していたものから
別のものへ
集中しなければ
ならなくなった時…

つまり
頭を切り替えなければ
ならない時に
有効な手段として
音…がある

自分とは
とても並べることも
できないが…

かの漫画の神様
手塚治虫も
いくつもの連載を抱え
別の話を平行して
描いていた時には
描くものによって
BGMを変え
自分をその作品の世界へと
いざなっていた

目の前にあるものが
変わっても…
自分の頭には
直前まで思案していたことが
残像のように残り続けている

それを
さも洗い流すような効果が
音楽や音にはある

映画やドラマを観ていても
場面が変わって
別の雰囲気を感じるのは
実は絵よりも音だろう

BGMはもちろんだが
雀の声がすれば朝を感じ
犬の遠吠えや虫の声となると
夜が更けたように感じられる

絵や文字は
見て理解しようとするもの
理解度は人によってまちまちだが
音は…直接感覚を刺激する

あるいは
香りもそうかもしれない

ひとまず
すぐに聴くことのできる音で
次に思案すべきことの
ツボを刺してみる

自分をどこへ連れて行くか
今奏でるべき
…音からはじめてみる

だから…人生日々更新