３月は命日続き…
１日は
ハリスに仕えた下田の少年の
…西山助蔵の命日

そして今日３日は
玉泉寺時代の助蔵の上司…
後に商業写真の祖と言われた
下岡蓮杖…こと
…櫻田久之介の命日
91歳の大往生だった

助蔵の初恋の人…
斎藤きちの命日は３月27日

そして今こうして
本や動画を作っている会社を
一緒に立ち上げた
高校時代からの盟友の命日は
…３月11日だ

生まれたからには必ず死ぬ
その点においては…皆平等
人間だけじゃなく
すべての命が持っている宿命

命に宿ると書いて…宿命
まさに死は命にしか宿らない

死を終わり…と考えるのは
少々近目な感じがする

次の世界があるかどうかは
わからないが…
少なくとも今生の卒業を
今生にいる人たちは
死…と呼んでいるに過ぎない
それは確かだろう

自分たちの世代を
楽しませてくれた人たちの
訃報を毎日のように見る昨今
それは時代が動いているから
何とも仕方のないことだろう

小説「唐人お吉」を書いた
十一谷義三郎は
こんな言葉を遺している

　もし、後世の人々が、
　たとえちょいとでも、
　お吉の名といっしょに、
　僕の名を おもひだしてくれたら、
　僕は、天下一の、
　幸福人だと?思っている。

義三郎さん…
貴方が命をかけた仕事が
今…自分につながっています

ちなみに十一谷義三郎の命日は
ひと月後の…４月２日
…39年の生涯だった

長くても短くても
どう生きるかが
…人生の価値を決める

だから…人生日々更新