でじたけの「人生日々更新」死を恐怖にするもの

Episode No.7359(20220311)[信条]Creed
死を恐怖にするもの

1人殺せば犯罪者…
100万殺せば英雄…

「チャップリンの殺人狂時代」で
主人公の結婚詐欺師が
処刑台に歩き出す直前に吐くセリフだ

このひと言はチャップリンが
どこかのパーティーで出会った
オーソン・ウェルズとの立ち話を
ヒントにしたらしい

そのことを知ったウェルズは
原案に自分の名をクレジットしろ…と
チャップリンに迫ったという逸話がある
確かにウェルズの名はクレジットされている

チャップリンにもの申すとは
さすが…オーソン・ウェルズ

ちなみに確か…
第1回アカデミー賞特別賞を
授与されたのはチャップリンで
…2人目の特別賞はオーソン・ウェルズ
…そして3人目は黒澤明だったと思う

さて…
一人殺そうが100万殺そうが
人殺しというのは本当に恐ろしいもの

何が怖いといって…
どんなに強い権力を持っていても
人は必ず死ぬわけで
死んだら向こうで
自分が殺した相手が
手ぐすねを引いて待ち構えているはず

そう考えると
自分が殺されるより
生き地獄を味わう方が
はるかに怖くないか…?

いずれにしても
想像力が働かないことには
正しく生きることはできないように思う

今日は盟友の命日

長生きした分
たくさんの面白い土産話を
持っていってやろう…

死を恐れるような生き方でなく
死んで向こうの連中と
再会するのが楽しみになる

そんな生き方をしたいと思う

だから…人生日々更新

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