思い起こすことのできる景色は 案外 目で見たものではなかったりする
それは 夢で見た景色
視覚の情報はきっと多すぎて 確かに目には飛び込んで来るけれど それらをすべて 覚えていられるかと言うと 決してそうではない
例えばテレビを見ても そこに 登場している人を見てはいるが
その人が 何色のネクタイをしていたのか 背景に どんな花が飾られていたのか …までは まず記憶にない
つまり見たい部分しか 見ていないのだ
対して夢に見る景色は 自分の記憶や思いが 最初からカタチになっているわけで
言い方を変えれば 覚えていることしか 見ることはない
現実に見たものを 信じているようでいて はたして 現実を見ているのかどうかは …不確か過ぎる
だから…人生日々更新
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