Episode No.6847(20200722)：[挑戦]Challenge
助蔵物語・制作ノート〈６３〉
魂との対話
縁あって神奈川県綾瀬市在住の
シンガーソングライター大光寺圭ちゃんに
「安直楼始末記」で描いた
「唐人お吉」ではなく「斎藤きち」の歌を
作ってもらうことになったのは昨年秋…
作詞に挑戦させてもらって
12月に開催した
「傾城塚お吉慰霊祭」で完成披露した
その時…
せっかくだから助蔵の歌も
…と書いたのが「助蔵ブルース」
助蔵の一生を歌っているので
とても長い歌になってしまった
それでも
制作だけで２年かかり…
200ページになった「助蔵物語」を
わずか５分で伝えてしまうのだから
歌の力は凄いと改めて感心した
しかも
同じ歌を歌っても
喜んでくれる人は多いが…
漫画や映画は
一度見たらおしまいだろう
せっかくできた歌なので
ＣＤにしようということになり
完成したのが今年の４月
当初は…
「火の玉市兵衛の娘
〜斎藤きちのうた」を
メインにしようと思っていたけど
「助蔵物語」の完成が見えてきたので
「助蔵ブルース」をメインにした
ＣＤは３曲入りで
あと１曲はちょうど40年前…
高校時代に作った自主製作映画の
テーマ曲に歌詞をつけたもので
タイトルは「白い蹉跌（さてつ）」
この映画には
忘れることができない思い出がつまっている
劇中で死ぬ役を演じた友人が
映画完成の１ヶ月後
本当に事故死してしまったのだ
そして今日…
7月22日は
奴が亡くなってから40年目にあたる
奴より40年長生きした分
あの世で再会するまでに
できるだけたくさんの土産話
自慢話を持って行けるようにすることが
自分のテンションを支える
大きな柱となっている
だから、人生日々更新