Episode No.6526(20190713):[生活]Life
無理解の理解
It is wise to understand my knowledge
最近はあまりなくなったが、
かつてよく…
パソコンの使い方がわからない
…という相談を受けた。
Wordのここがわからない
…とか、
Photoshopの解像度について知りたい
…とか、いうのであれば
答えようもあるけれど、
漠然とパソコンなんていわれても、
何がしたいのかわからないから、
何度も聞き返すことになる。
そしてそういう人は…
たいていキーボードが打てないだけ
…だったりする。
むろん、
キーボードを
正しく効率的に打つ方法について
教えられることもあるだろうが、
自己流で、
しかもカナ入力しかできない自分には、
とても指導することは無理である。
そもそも、
何かを理解しようと思ったら、
あるところまでは手探りで、
試行錯誤しながらでも進めていかないと、
的確な質問すらできやしない。
一方、
自分は観客席にいるのに、
監督の采配にチャチャを入れる
エセ批評家も多い。
もちろんプロスポーツの観戦なら、
そこにチームへの愛着があればこそだが、
その実、
欲求不満のはけ口として怒鳴り散らしても、
そのために金を払っているのだから
許されるだろう。
その調子で、
自分には何ひとつ
責任をとることはできないのに、
他人を批評していれば、
周囲から白い目で見られてしまう。
本当に、わかっていない者ほど…
自分はわかっている
…と言い張る。
わかるはずがない
…という現実を認めない限り、
現実的な解決策は
見い出せるはずもなく、
結局は不満を吐いているに過ぎない。
わからない…からといって、
何もしないでいたり…
わかったつもり…になって
やったこともないことを
結論づけたりしていては…
人生は豊かにならない。
だから、人生日々更新。