Episode No.6465(20190503)：[生活]Life

食わず嫌い
Silly prejudice

小学生が
修学旅行の部屋割りに悩む姿を通して、
人間関係を考える番組を見た。

どうやって部屋を決めれば、
仲間はずれや
嫌な思いをする人が出ずに済むか？

決め方を決める
…ほど、難しいものはない。

しかるに、
小学校を卒業して
45年も経った自分にとって、
その答えを見い出すことは
実に容易だった。

そもそも解決しようとしている
問題の方向性に問題がある…と思う。

嫌な相手だと思い込んでいた人と
同じ部屋で寝泊まりすることによって、
案外そうでもなかった
…ということはよくある話。

つまり、食わず嫌いなのだ。

命を危機にさらす
アレルギーは別にして…
食べ物はもちろん、
人に対しても
食わず嫌いでいることほど、
自分の生きるフィールドを
狭めるものはない。

集団生活の必要性は、
そうした思い込みを払拭し、
社会に適合できる自分を
作ることではないだろうか。

自分だけの考えや
思い込みを通すための
ルールばかり作ろうとしていたら、
そんなに生きづらいことはない。

そうした思い込みをなくすことが、
修学旅行のいい思い出になるはずだ。