でじたけの「人生日々更新」助蔵との約束

Episode No.6411(20190301)[挑戦]Challenge

助蔵との約束
Promise with Sukezo

今日3月1日は、
ここ数年、敬愛してやまぬ
西山助蔵の命日だ。

2019年の今年は没後98年になる。

下田の方々には、
少しは知られるようになったと思うが、
助蔵は幕末に
初のアメリカ領事として来日した
ハリスの給仕だった人。

厳密に言えば、
ハリスの給仕は助蔵の盟友、村山瀧蔵で
助蔵はハリスの通訳、
ヒュースケンの給仕だった。

しかし、ヒュースケンは
下田から江戸に領事館が移された後、
攘夷派の暗殺されてしまったし、
雇い主はハリスだったと言っていいだろう。

助蔵、瀧蔵のことを知ったのは、
「唐人お吉」について調べていた中でのこと。

お吉をめぐる人々の中でも、
助蔵に一番親近感を覚えるようになった。

長男で、背が小さくて、おしゃべり、
同じ寅年生まれ…
そういったあたりが、
自分に似ていると勝手に思ってる。

数年前に初めて
下田にある助蔵さんの墓参りをした。

その時、墓石に手を合わせて、
こんな約束をしてしまったんだ。

助蔵さん…
安らかにお眠りのところ、
大変申し訳ないけど、
貴方をここから引っ張り出します。

そして、その後…
お吉がどうして下田の人たちに、
石つぶてを受けたのか、
その真相を紐解く物語を完成させ、
昨年の秋から、いよいよ
助蔵の生涯についての物語に着手した。

まず一番に
下田の子供たちに読んでほしいので、
今回はいきなり漫画で制作を開始している。

お吉の「安直楼始末記」も漫画にした。

安直楼の話は、わずか2年ほどの出来事だが、
助蔵の物語は
12歳で黒船を見た時から、
78歳で没するまでの話になるので、
相当のボリュームがある。

完成は今年の秋頃になりそうだ。

はたして、
助蔵さんとの約束を
無事果たせるか否か…

あとは、やるしかない。

だから、人生日々更新。

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