Episode No.6395(20190211)：[習慣]Custom

コンプレックスと優先順位
Complex priorities

人というのは、そこそこ
コンプレックスに従って動くもの
…だと思う。

まず何を思い…
どんな行動を起こすか…
その動機は、
たいていコンプレックスだ。

自分が
劣っていること、できないこと
…があるから、
まずそこが基準となって

頑張る方向に向かうか、
逃げ出す方向に向かうか、

…と、いうことつながる。

頑張る、頑張らない
…という行動は
「性格」に起因すると見られがちだが、
実際には「訓練不足」である事が多い。

一方、
劣っていること、できないこと
…という
コンプレックスこそが個別の要因で、
行動の「優先順位」を決めてしまう。

そして、往々にして、
コンプレックスが少ないことより、
コンプレックスが多いことの方が、
その人の能力を伸ばしたりもする。

足が早いのを得意とするウサギが、
のろまな亀に徒競走で負けた話を
人生訓とするのは
…つまり、こういうことだ。

コンプレックスがある
…と感じているから、人一倍頑張る。
得意がっていると…
すぐ追い越されてしまうだろう。