Episode No.6304(20181027):[日記]Diary
歴史の楽しみ
Fun of history
このところ、少し歴史の勉強をし直している。
何せ、特定の人物を中心に、
かなり偏った知識しか持ち合わせていないので。
自分たちが学生時代に教わった歴史の解釈と
戦後70年以上経過した現代の歴史の解釈も違うようだし。
開国当時、ペリーやハリスに結ばされた条約を
不平等条約だと非難する人も多いようだけど…
巨大な蒸気船でやって来た先進国アメリカと、
清潔な暮らしをしていたとはいえ新興国の日本の立場は、
大人と子供くらい違っていたわけだから、
これから国際社会にデビューする新人として、
ベテランの言うことを聞かないわけにもいかなかったろう。
国際社会に対応できる国の仕組みや、
技術の会得により国が豊かになってくると、
素直だった小僧も一人前の主張をするようになる。
もとより、
いつまでも子供服は着ていられないから、
新しい服を求めようとするのも当然。
こうした経緯を見ると、
一国も一個人も根本的には変わらないんだなと思う。
さらに力が増すと、
これまで以上の富を得ようと考えるようになり、
他国への干渉をはじめるようになる。
かつてペリーにやられたことを
日本は朝鮮に対して行った。
国交の無理強いの結果、
悪いこともあれば、いいこともあった。
日本の場合、
徳川にとっては悪いことだったが、
新しい日本を作ろうとしていた者たちにとっては、
この上ないチャンスとなった。
まぁ、こんな風に…
自分に解釈しやすい大きさに置き換えると、
歴史も理解しやすくなるように思う。
学ぼうとしている歴史が
史実として正しいものである
…という前提は必要だが、
何か正しいか、最初のうちはわからない。
ただ、次第にわかってくると矛盾に気づいたりする。
その矛盾を見過ごさないで突っ込んでいくと
…歴史は俄然、面白くなってくる。