Episode No.6254(20180830):[日記]Diary
羽立(ハタチ)
20th anniversary of digitake.com
今日でこのページの
更新も20年目を迎えた。
何日続いていようが、
今日初めて見た人には関係のないことだが…
1998年から7,306日間、
1日も休まずにブログを公開し続けたことは、
今の自分を形づくる上で
何かしら自信になっているのは間違いない。
やればできる…と、
かけ声をかけてみたところで、
結局、何もやらなければ
意気込んだ分、空しさに折れるだけ。
自信は自分がやり遂げたことでしか得ることはできない。
他人が自分の代わりにクソをしてくれないのと一緒だ。
そもそも、
こんなページを何故はじめたのか…
小さな編集プロダクションから独立して、
もっと小さな会社の長になった。
それまで原稿を書く仕事はしていたが、
上司先輩にチェックしてもらい、
それを客先に提出していた。
つまり、最終責任者は自分ではなかった。
ところが自分が長になると、
当然、善し悪しの判断は自分でしなければならない。
自由ほど、不自由なものはない。
最初の1年は、
それまでの流れで仕事を進めることができたものの、
やがて、何か自分に課さなければならないという
焦りともいえる衝動があった。
当初は偉人のエピソードを
簡潔にまとめるということを自分に課した。
36歳の頃から、それはしばらく続いた。
20年前といえば、まだ
ブログという言葉も一般的ではない時代だった。
実は今でもそうなのだが…
原稿はブログのアプリケーションではなく、
htmlに落としてアップしている。
一番辛かったのは連日更新開始から半年くらい経った頃だ。
何のためにこんなことをしているのか
…と、やらなくていい理由ばかり考えた。
しかし、半年を1日でも過ぎると、次は1年をめざし。
1年が過ぎると2年をめざし…気がつけば20年とあいなった。
ただ、連日更新が5,000日を迎えた時、
1万日でやめると宣言した。
それは逆に言えば、
1万日まで続けることを意味する。
1万日を達成するまでは
少なくとも原稿が書けなくなるような
大きな病気や怪我はできない…ということだ。
毎日偉そうなことを書いているが、
すべては自戒であり、
紹介してきた偉人たちのエピソードや、
このページを続けていることによって得た、
一番の霊言は「自分との約束」である。
自分を生きるということは、
自分との約束を果たすことだ。
気がついてしまったことは、
もう気がつかなかったことにはできない。
せっかく培った自信を活かして、
そろそろ羽根を広げてみようと思う。