Episode No.6114(20180320)：[生活]Life

ドラマを掘る
Discover dramas

漠然と何かを想像してるだけじゃ、
ダメなんだな、きっと。

それは極めて自己満足であって、
他人に伝えるには、
具体的に何か共通の
目に見えるものがあった方が伝えやすい。

１枚の写真でも、建物でも、
人が作ったものだと、なおいい。

人が作ったものには、
作られるまでの動機があり、
動機をカタチにしようと
心や体を動かした…ドラマが必ずある。

気にかかったものについて、
できるだけ調べて、
関わった人たちの
立場や事情が見えてきたら、
それをそのまま書くだけで
一応ドラマになるんじゃないだろうか。

むろん、
言い回し…とか、
文章のリズム…とか、
技術的な課題はあるけれど。

筋を考える必要はないんだ、きっと。

登場人物の性格や立場は、
しっかり捉えておかないと、
人の上に筋が動いているはずなのに…
逆に筋に従って
人を動かすことになってしまう。

それじゃあ、
人を描くことにならないからね。