でじたけの「人生日々更新」神になろうとした男

Episode No.6016(20171125)[生活]Life

神になろうとした男
The death of a man grieving over the country

今日は、憂国忌。
三島由紀夫の命日だ。

死後47年経ってなお、話題に上るのは
計算通り…といったところだろう。

しかし、
生身の人間が計算をしていた以上に、
その念は神格化され、
あるいは
三島由紀夫が歩き回った場所に
確実に溶かし込まれ、
確かな成長を遂げているようにも思える。

文学のことなど、まるでわからないが、
今年は小説家の真似事をしてみたりした。

何か参考になるものはないかと
取り出したのは、やはり三島作品だった。

どうせなら文学的な評価が高い作品を
参考にしてみようと思ったわけだが…。
そういった作品の多くは私小説的で、
主人公は「私」だ。

歴史を書こうと思うと「私」はむしろ邪魔で、
客観的に神の視点に立って物事を見ようとする。

そうしたフカン的、
しかも綿密な取材に基づいた視覚的な小説が
三島作品には多いように思う。

それ故だろう…
三島作品は、師匠・川端康成の作品より
映像化されたものが多いと聞く。

つまり、映像化しやすいのだ。

そういえば今年の春公開された
三島由紀夫、唯一のSF作品といわれている
「美しい星」をまだ観ていないな。

今年中には観たいな…。

だから、人生日々更新。

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